

日本にいる頃から、私を悩ませ続けている花粉症。ここパリでも花粉が飛んでいる。こちらでの治療は、日本のように症状を抑える薬を飲むのではなく、1回使いきりの生理食塩水が使われるのがほとんどだ。鼻に注入してスポイトの要領で鼻 と喉の間の部分を洗浄する。洗浄している時は少し気持ちが悪いが、その後はとてもすっきりする。また、フランスでは植物療法が認知されているので、街のあちこちにハーブ薬局があり、ハーブ療法も一般的だ。日本でも良く知られるアロマ テラピーなども植物療法だ。単に気分転換やリラックスさせるためものという訳ではないことに驚いた。植物には、人知を超えた力が秘められているという。その力が五感を刺激して自然治癒力を高めていくハーブ療法をもっと知りたいと思っている。

ずらりと並んだモダンなソファ。部屋のイメージが描かれた壁。ソファの横にはランプまでセッティングされている。座り心地を確かめるようにゆったりと腰を掛け、「これはいいわ!」と話しているマダムにムッシュ。くつろぎながら電話をかけているマドモワゼル。どこのインテリアショップ?と思ったら、Metro(地下鉄)のホーム。実はこれ、大手家具店の宣伝というからびっくり!いつも設置されているプラスチック製の冷たいベンチは片付けられ、突然現れた心地良さそうなソファ。大勢の人が本を読んだりおしゃべりしたり、とてもくつろいでいる。カタログも一緒においてあり、中には、サイズを測っている人も。日本では見ないような奇想天外なこの宣伝方法は、パリジャンたちにも評判上々だ。

パリを旅する人にとって、ショッピングは大きな楽しみの一つだと思う。それは、パリで暮らしている私にとっても同じだ。フランスは年に2回、夏と冬にバーゲン(SOLDES)をするが、その日程は行政によって厳しく定められている。最近はPROMOTIONと名前で、ソルドよりも前にさりげなく値下げしているところも多いのだが、ソルドという名称を使う日は決まっている。今年は1月12日~2月の15日。ソルドになると、どのお店も一斉に値下げをする。高級ブランド店も例外ではない。唯一ソルドをしないのが、ルイ・ヴィトン。その他は、グッチもシャネルもエルメスもバーゲンをする。買わなきゃ損と思えるような価格に、高級店が別物のように殺気立つのは、この時期にしか見られないパリの姿だ。
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